2007年 11月 09日
影武者のネコ |
ウブドに行くと必ずと言っていいほど訪れるレストランがある。日本食レストランとしては老舗中の老舗、『影武者』である。
俺は初めてウブドに来た時から、随分このレストランの世話になっている。十数年前、ガムランの勉強のために長期滞在していたときはほぼ毎晩のように訪れ、仲間、友人、先輩たちと様々な話題に花を咲かせたものだ。飲みすぎて帰れなくなり、座敷に一晩泊まったこともある。(朝、出勤して来た従業員はかなり驚いたそうだ。若気の至りである・・・反省・・・)
以前はプンゴセカン大通り(ハヌマン通りの延長線上)に面していたが、現在は入り口こそ同じ場所にあるものの、店はちょっと奥まったところに位置している。店の構えも日本の民家風からモダンなスタイルに変わったが、それでもこの店の魅力は変わらない。
それは、研究熱心な女将さん直伝の日本の料理屋で出しても遜色の無い(これは重要!)まっとうな日本料理、そして、バリの家庭料理風にアレンジを加えながらもちゃんと『日本食』として通用するひねりのあるフュージョン料理(イカのサンバル・マター和えは酒の肴に絶品である)、上品な物腰の従業員、そして女将さんの人柄によるところが大きい。
そして忘れてはならないのが、このレストランの出入りしている愛らしい猫たちである。
このレストランには猫好きな女将さんの取り計らいで、絶えずネコたちが出入りしている。
「中には、『飲食店に動物が出入りするのは衛生上どうかと思います』という厳しいご意見を頂くこともあるのよ~」と、女将さんは思案しているが、なぁに、そんな無粋な意見は放っておけばよろしい。ここはバリ、ましてや田圃に面した半オープン・エアーのレストランだ。ヤモリも居れば多少は虫も入ってくるのは当然である。店内で野良犬が喧嘩しているならいざ知らず、ネコが出入りしているからってなんだってんだ。テーブルには上がらないようにちゃんとしつけられているではないか。
何代も代替わりしているが、現在はこの「座敷に上がらせてもらおうかどうか悩んでいる」ミケが店の『主』のようである。
ちょっと顔面の模様の入りかたが独特であり、俺はその仮面を被ったかのような風貌から、勝手に「ゾロ」と呼んでいる。(ミケであるからして、当然メスなのであるが)
おい、そんなに寄るなってば。(笑)
そして、最近仲間入りしたのが、このゾロ(仮称)のやんちゃな娘(ニャオス:当然、仮称)である。
とにかく人懐っこく、呼ぶと必ずと言っていいほどやってくるのだが、遊びたい盛りのようで、撫でているとつい興奮してじゃれてしまうのは子猫の性・・・
いててててて、痛いってば、お前。
それでも可愛いってば、お前。
(補足:この店には、ゾロ、ニャオス目当てに、なんとオスの三毛猫が姿を現すそうである。遺伝子学上、非常に珍しい・・・)
(後日記:某情報によると、ゾロがまた仔猫を生んだらしい・・・次回、どうなっているか楽しみだ)
俺は初めてウブドに来た時から、随分このレストランの世話になっている。十数年前、ガムランの勉強のために長期滞在していたときはほぼ毎晩のように訪れ、仲間、友人、先輩たちと様々な話題に花を咲かせたものだ。飲みすぎて帰れなくなり、座敷に一晩泊まったこともある。(朝、出勤して来た従業員はかなり驚いたそうだ。若気の至りである・・・反省・・・)
以前はプンゴセカン大通り(ハヌマン通りの延長線上)に面していたが、現在は入り口こそ同じ場所にあるものの、店はちょっと奥まったところに位置している。店の構えも日本の民家風からモダンなスタイルに変わったが、それでもこの店の魅力は変わらない。
それは、研究熱心な女将さん直伝の日本の料理屋で出しても遜色の無い(これは重要!)まっとうな日本料理、そして、バリの家庭料理風にアレンジを加えながらもちゃんと『日本食』として通用するひねりのあるフュージョン料理(イカのサンバル・マター和えは酒の肴に絶品である)、上品な物腰の従業員、そして女将さんの人柄によるところが大きい。
そして忘れてはならないのが、このレストランの出入りしている愛らしい猫たちである。
このレストランには猫好きな女将さんの取り計らいで、絶えずネコたちが出入りしている。
「中には、『飲食店に動物が出入りするのは衛生上どうかと思います』という厳しいご意見を頂くこともあるのよ~」と、女将さんは思案しているが、なぁに、そんな無粋な意見は放っておけばよろしい。ここはバリ、ましてや田圃に面した半オープン・エアーのレストランだ。ヤモリも居れば多少は虫も入ってくるのは当然である。店内で野良犬が喧嘩しているならいざ知らず、ネコが出入りしているからってなんだってんだ。テーブルには上がらないようにちゃんとしつけられているではないか。
何代も代替わりしているが、現在はこの「座敷に上がらせてもらおうかどうか悩んでいる」ミケが店の『主』のようである。
ちょっと顔面の模様の入りかたが独特であり、俺はその仮面を被ったかのような風貌から、勝手に「ゾロ」と呼んでいる。(ミケであるからして、当然メスなのであるが)
おい、そんなに寄るなってば。(笑)
そして、最近仲間入りしたのが、このゾロ(仮称)のやんちゃな娘(ニャオス:当然、仮称)である。
とにかく人懐っこく、呼ぶと必ずと言っていいほどやってくるのだが、遊びたい盛りのようで、撫でているとつい興奮してじゃれてしまうのは子猫の性・・・
いててててて、痛いってば、お前。
それでも可愛いってば、お前。
(補足:この店には、ゾロ、ニャオス目当てに、なんとオスの三毛猫が姿を現すそうである。遺伝子学上、非常に珍しい・・・)
(後日記:某情報によると、ゾロがまた仔猫を生んだらしい・・・次回、どうなっているか楽しみだ)
by rosinambu
| 2007-11-09 19:21
| バリ
|
Comments(2)
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by
tidakapa-apa at 2007-11-10 02:01
なんと新入りのニャオスですか★
ゾロはこぱの膝の上でトンカツ食ってましたねぇ~
かわいいやつでした・・・
オスの三毛猫、見てみたいですねぇ~本当に珍しい!
ゾロはこぱの膝の上でトンカツ食ってましたねぇ~
かわいいやつでした・・・
オスの三毛猫、見てみたいですねぇ~本当に珍しい!
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rosinambu at 2007-11-10 08:18
はい、ニャオスです。
ギャオスのように身軽に飛び回り、暴れるところからこの名前になりました・・・
ギャオスのように身軽に飛び回り、暴れるところからこの名前になりました・・・