2008年 01月 25日
アヒルじゃないんだぜ俺達は |
ウブドのハヌマン通りに何回か行ったことのある人ならかなりの確率で知っている、二足歩行の白い鳥の一団。10年以上前から居るような気がするので、多分、何回か代替わりしているものと思われる。
そして、ウブドをリピートする観光客の間では、彼らは『ハヌマン通りのアヒルの行列』と呼ばれ、名物にもなっている。
が、その認識は間違っている。
実は、彼らは「アヒル」ではない。「ガチョウ」である。
先ず、彼らはアヒルとは体格が違う。アヒルはあのように首が長くならないし、あんなに大きくならない。そして、成鳥の眉間にはコブがある。これは明らかにガチョウの特徴である。
その違いは見た目だけではない。何よりも決定的な違いは、彼らは分不相応なまでに非常に好戦的なことである。彼らは相手がどれだけ大きかろうが、(逆に大きければ大きいほど)挑戦する姿勢を見せる。彼らが攻撃するときは、首を低くし、かかとのあたりを狙ってくる。「ハヌマン通りでアヒルにかかとを突かれた」という話を良く聞くが、これはほとんどが彼らの仕業である。実は俺自身も不用意に近づいてやられたことがある。
(攻撃にうつる威嚇のポーズ。「このやろー、俺がつつくと痛いぞ~」)
実は、ガチョウは非常に縄張り意識が強く、外からの侵入者に対して警戒音を発し、勇猛果敢に立ち向かっていくのだそうだ。勿論、彼らの身体能力では強盗を撃退することは到底不可能だと思われるが、彼らが発する「グェ~!」という奇声は飼い主を起こすのに充分な声量があり、そのために番犬の替わりに飼育されているのだそうである。
ちなみに、彼らが先頭になってハヌマン通りが渋滞することも多い。しかし、どの車も彼らを追い払おうとしたり、よもや蹴散らそうとはしない。鶏なら遠慮なく突っ込んでいくのになぜか?それは彼らの動作が緩慢だからではない。ガチョウは神話上、『神様の乗り物』であり、ガチョウを飼うことを許されているのは、社会的地位の高い者に限られているからである。
今日も彼らは時々雄叫びを上げながら悠々とハヌマン通りを行進し、「我関せず」とばかりに渋滞を引き起こしていることだろう。
そして、ウブドをリピートする観光客の間では、彼らは『ハヌマン通りのアヒルの行列』と呼ばれ、名物にもなっている。
が、その認識は間違っている。
実は、彼らは「アヒル」ではない。「ガチョウ」である。
先ず、彼らはアヒルとは体格が違う。アヒルはあのように首が長くならないし、あんなに大きくならない。そして、成鳥の眉間にはコブがある。これは明らかにガチョウの特徴である。
その違いは見た目だけではない。何よりも決定的な違いは、彼らは分不相応なまでに非常に好戦的なことである。彼らは相手がどれだけ大きかろうが、(逆に大きければ大きいほど)挑戦する姿勢を見せる。彼らが攻撃するときは、首を低くし、かかとのあたりを狙ってくる。「ハヌマン通りでアヒルにかかとを突かれた」という話を良く聞くが、これはほとんどが彼らの仕業である。実は俺自身も不用意に近づいてやられたことがある。
実は、ガチョウは非常に縄張り意識が強く、外からの侵入者に対して警戒音を発し、勇猛果敢に立ち向かっていくのだそうだ。勿論、彼らの身体能力では強盗を撃退することは到底不可能だと思われるが、彼らが発する「グェ~!」という奇声は飼い主を起こすのに充分な声量があり、そのために番犬の替わりに飼育されているのだそうである。
ちなみに、彼らが先頭になってハヌマン通りが渋滞することも多い。しかし、どの車も彼らを追い払おうとしたり、よもや蹴散らそうとはしない。鶏なら遠慮なく突っ込んでいくのになぜか?それは彼らの動作が緩慢だからではない。ガチョウは神話上、『神様の乗り物』であり、ガチョウを飼うことを許されているのは、社会的地位の高い者に限られているからである。
今日も彼らは時々雄叫びを上げながら悠々とハヌマン通りを行進し、「我関せず」とばかりに渋滞を引き起こしていることだろう。
by rosinambu
| 2008-01-25 17:00
| バリ
|
Comments(2)
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tidakapa-apa at 2008-01-26 14:25
この前もこいつらデカイ顔して闊歩してましたねぇ~
いつも横をすり抜けるだけだったのでこんなに攻撃的なやつとは
知りませんでした・・・気を付けよう・・・
いつも横をすり抜けるだけだったのでこんなに攻撃的なやつとは
知りませんでした・・・気を付けよう・・・
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rosinambu at 2008-01-28 13:09
そうですか。相変わらずデカい顔してましたか。
実は車で移動中、奴らに行き先をふさがれたことがあります。
「まったく、バカな奴らだなぁ、危険なのが判らないのかね?」と言ったところ、同乗していたバリ人は、「いや、奴らは絶対に自分達が轢かれないことを知っていてわざとよけないんだ。奴らは頭がいいがタチが悪い・・・」と、苦々しそうに言ってました・・・
実は車で移動中、奴らに行き先をふさがれたことがあります。
「まったく、バカな奴らだなぁ、危険なのが判らないのかね?」と言ったところ、同乗していたバリ人は、「いや、奴らは絶対に自分達が轢かれないことを知っていてわざとよけないんだ。奴らは頭がいいがタチが悪い・・・」と、苦々しそうに言ってました・・・